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2004.01.02

■支援費と介護保険との統合検討(厚生労働省)■

カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル」のカイパパさんの記事に対するトラックバックです。

カイパパさんが、「【支援費】財源問題:介護保険との統合を検討(厚生労働省)」 と言うタイトルで記事を書かれていた。

(引用)
 私は、まだ自分自身が不勉強なため、「何が問題なのか?」をこれから調査していく段階ですので、この検討開始については、賛成・反対の意見は保留します。 

ただ、厚生労働省が2003年暮れに突如「支援費単価切り下げ案」を提案した際に「支援費単価を介護保険単価と同一にする」という発想をしていたことに強い危機感を覚えています。
 なぜかというと、もしも、高齢者と障害者、特に動きのある知的障害者(多くは自閉症者)のサービスの単価(これは時間当たりの単価になります)が同じだとしたら、比較的マンパワーがかからない高齢者介護を行う事業者は順調に増えても、障害者支援に取り組む事業者は増えないのではないか? という疑問・不安が消せないからです。(カイパパ通信blog) 

 
上記の引用部分については、全くもって同感である。ただ、知的障害を伴う自閉症の人たちとあまり接する機会のない人たちは、「何故、知的障害者支援事業所に対してのサービス単価が高齢者介護のサービス単価と同じで問題なのか?」と言う疑問をもつかもしれない。

個人的には、知的障害を伴う自閉症児(者)のヘルプを行うには、自閉症の障害特性の知識はもちろんのこと、その人に適合した「個別の支援」を行うために、「親」や「専門家」からの情報を元に実行に移すスキルが必要なのだから、そのスキルに見合った報酬を得て然るべきであり、そうでないと誰もやりたがらないと思う。

例えばパニックのある自閉症の人についても、パニックになる前兆が必ずある。その前兆は「表情の変化」「奇声」だったり「常動行動」であったり、それについても個人差がある。パニックは周りの人よりもその本人が最も辛いはずであり、それを未然に防ぐには「専門のスキル」が必要であることは理解できるはず。

個人的には、その「無形のスキル」を「目に見える形」にすることも必要ではないかと思う。単に「ヘルパー○級」とか「介護福祉士」ではなく、例えば「自閉症ヘルパー○級」とかがあっても良いのではないか?また、人間のタイプとしても「老人介護に向いている人」「知的障害者の支援に向いている人」とかもあるのではないかなぁと思うのである。

「知的障害を伴う自閉症」の人は1000人に1人とか2人とか言われている。これは決して少ない数字ではない。本当はTEACCHプログラムで言うところの「セラピスト」を設けて、生涯に渡っての支援計画を立案できると良いのだが、それに代わる方法として「自閉症専門のケアマネ制度」などを設けることもありかもしれない。これも、通常のケアマネよりも高い報酬を得るべきと考える。

ノースカロライナ州のTEACCHセラピストはそれなりの(正当な)報酬を得ているようだ。一定水準のセラピストを育成するためのシステムも大切。もちろんそのようなシステムを構築するためにはサービス提供側(行政、福祉機関など)だけでなく、サービス受給側(自閉症本人の家族)の努力も必要であり、親は「誰かがやってくれる」などと甘い考えをしていては、いつまでも「海の向こうのTEACCH」の恩恵は受けられないと思う。

カイパパさんも最後に書かれているように、今年は「支援のあり方」についての大きなターニングポイントになりそうな予感がする。善良で熱心な親たちは、「何もしないではいられない年」になるかもしれない。

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コメント

はじめまして。カイパパさんのところからやってきました。
さくらと申します。
11歳の女児の自閉症児を持つ母親です。
かいぱぱさんのところでも感動したのですが
こちらにもまた自閉症児について詳しく熱心なお父様がみえるとは!
お正月から感動しっぱなしです。
うちはかなり楽天的にとらえてしまって 先のことあまり
みてないんですよね・・・tamagoさんのブログをみつつ
真剣にならねば と気を引き締めております!
介護支援・・・必要です

ではよろしければ今後とも宜しくです。

投稿: さくら | 2004.01.03 20:07

Tamagoです。
さくらさん、こんにちは!&はじめまして。
コメントありがとうございます。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
まだ私はBlogを始めたばかりですので、分からないことばかりです。

さくらさんのBlog「++我儘なる雑談++」も拝見しましたよ。(^^)
非常に読みやすい文章で書かれているので文学が苦手な
私でも自然に読むことができました。

我が家のセイヤは、カナータイプの7歳の自閉症児です。

障害者支援費については正直言って、私を含めた小さいお子さん
を抱える親にとって、「今は」あまり切実でないと思います。
ただ、今回の支援費単価減額案の問題を放置すれば将来の障害者
(福祉全般)の環境及び世間の認識や扱いにも影響が出るはず
だと思うんです。

自閉症児の親の立場として、自分がどこまで出来るかは分からないけれど、
これからも「ささやかに」やって行きますので、宜しくお願いします。

投稿: Tamago | 2004.01.04 02:07

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受信: 2005.08.29 15:11

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