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2004.02.06

■「あした・きらりん」の原作者 航薫平さんからのコメントに対して■

カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルの『こうだったらいいな!~自閉症アニメ「あした・きらりん」』の記事に対して、原作&シナリオ担当の航薫平(わたりくんぺい)さんからコメントが書かれていました。 
※人のblogへのコメントに対して記事を書くのはどうかな?と一瞬迷いましたが、私(Tamago)にも話をふられているので私の意見を書いてみようと思います。
 また「ありのままの意見」の方が伝わると考え、多少厳しい書き方もしますがご容赦願います。

■航薫平さんからのカイパパ通信へのコメント

(引用)
ぜひ、「あした・きらりん」のシナリオをみていただけませんか。
必ずしも「最適」ではないと思います。が、議論の中で、「チャレンジに満ちた世界」は広がると思います。
 
 「不勉強」だった監督と私の2人が、「勉強しながらつくる」をモットーに、専門家の方をまわったり、養護学校、保護者の会など見学させていただきながら、取り組んできました。「上演時間27分」という限界が厳然とあり、8度ほど改稿(もともとは50分ものの話です)し、その都度、専門家の方に見てもらってきました。主人公が複数いる「青春群像劇」であり、「自閉症がテーマ」に特化してはいません(「自閉」ということばは劇中には出ません)。でも、どの登場人物も「正しく」描こうと努力し、「広汎性発達障害」は大きなテーマの1つです。「わからないから勉強して」でやってます。ぜひ、このあたりもカイパパさんやtamagoさんのご意見ください。

 オーディションで選ばれた12名の中高生とも、毎回、専門家の方や広汎性発達障害を持つ子どもさん&保護者の方たちと勉強しながら、練習会をやってます(もちろん、「光とともに…」は必読テキストにしてますよ、tamagoさん)。ぜひ、カイパパさんの上記「こうだったらいいな」は、彼らとの意見交換に使わせてください。お願いします。

 毎日新聞にはすぐ「そりゃあ違うよ」という申し入れをしました。
当事者の中学生とおかあさんがショック受けるのではないか、と心配しましたが、良心的な記者さんだったということもあり、おかあさんご本人は「よくあること」と言っておられました。フォロー記事をお願いしてます。


 色々な立場の人たちと共に一生懸命勉強されている様子です。出来る限り応援したいと思います。
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【「あした・きらりん」のシナリオ】
 ぜひ、私も読んでみたいです。私たち自閉症児の親はこれまで何度も「自閉症に対する誤った知識」のおかげで傷つけられてきています。(かなり慣れましたが) ですから、マスコミや報道などに対しては人一倍警戒心が強いのです。このTamagoBlogの目的の一つに「自閉症への正しい理解を促す」と言うものがあります。 
(カテゴリ:自閉症スペクトラム) 
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【「あした・きらりん」のテーマ】
 もっとも大事な「テーマ」については微妙な表現をされています。「自閉症をテーマに特化はしていない」けど「広汎性発達障害を一つのテーマにしている」とのことです。「自閉症(スペクトラム)」と「広汎性発達障害」をあたかも別物ののように言う人は少なくないのですが、個人的には非常にムリがあると思います。

 もちろん、佐々木正美さんや太田昌孝さんなど素晴らしい専門家は日本にも沢山いますが、「自閉症」を正確に診断できる医師、専門機関が不足しているのも事実です。ちょっと心配になってきました。・・・・・・。

◆◇◆広汎性発達障害に含まれる障害◆◇◆
■ ICD-10では
・小児自閉症
・非定形自閉症
・アスペルガー症候群
・レット症候群
・その他の小児崩壊性障害
・精神遅滞と常同運動を伴う過動性障害
・その他の広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害  
です。
 特に、下の4つの発達障害は非常に微妙なのが名称からも理解できるかと思います。
 私は学校や家庭内においては、広汎性発達障害=(ほぼ)自閉症スペクトラムだと考えて良いと思います。なぜなら、彼らに対しての「療育・教育」上の基本的な留意点はほとんど同じだからです。
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【新聞報道との差異】
毎日新聞(2003/12/24)には次のように書かれていました。

ストーリーは、文化祭で空き缶を使った巨大な壁画を展示しようとする高校生たちが、自閉傾向の女子生徒「彩子」との交流を通じて成功するまでを描く。

 毎日新聞には「自閉傾向」と書かれていますが、航薫平さんのコメントでは『「自閉」ということばは劇中には出ません』とあります。・・・・・方針が変わったのでしょうか?
 私は「自閉症」をアニメの中で正しく表現できるならば「自閉症」という言葉を積極的に出して欲しいと思っています。ちなみに、「自閉症」を正確に診断できないお医者さん(専門家かどうかは不明)の中には「自閉傾向」という少しあいまいな表現を使う方が稀にみえます。
 あと、私の体験を一つ言うと、知的障害の養護学校では生徒の半数程度が「自閉症スペクトラム」ですが(私が見学した4つの養護学校は大体そうでした)、養護学校の見学で先生から「自閉症に詳しい先生が少ないんです」と言われた時はマジで呆れました。(それは謙虚とは言わないよ!)こういう事実があると言うことを覚えておいても損はないと思います。もちろん、すんばらしい先生もたくさんみえます。
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【カイパパ通信blogの影響】
 『「自閉傾向」の少女が雨にもかかわらず学園祭の準備をする姿』について、毎日新聞では「美談」のように書かれていることに対して、カイパパさんは「かなしいエピソード」と書かれています。
 
 私も毎日新聞の記事を読んだ時は複雑な気持ちでした。到底「美談」には程遠いです。

 そして、航薫平さんは毎日新聞に「そりゃあ違うよ」と申し入れて、フォロー記事も依頼しているようです。(いつ掲載されるのでしょうか?) 「光とともに・・・」も必読テキストにされているようですので航薫平さんを信じたいです。

 やっぱ、シナリオ読まないとはっきりした意見は言えないですね。中途半端な記事でごめんなさい。

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コメント

Tamagoさん、こんばんは。
いつも楽しみに拝見しています。

本当に、本当に、自閉症スペクトラム(あるいは広汎性発達障害)について正確な診断ができるお医者様は少ないです。

私たちのような心理専門職は、心理テストや面接などは行いますが、最終的な診断は医師の職務であるため、この点でよく衝突します。(先日もそうだった)特に、ごく軽度で知能テストでも正常内にはいる子供達が一番、見過ごされ本来必要な援助を受けられずにいます。

診断といっても、援助につながらなければ意味がないので、正確な診断ができる専門家だけでなく、その周辺の福祉に関わる人材の育成が急務だと思います。心理は、その一部を担っているにすぎません。

投稿: Sana | 2004.02.06 21:12

Sanaさん、コメントありがとうございます。

心理の専門家として医師の診断に疑問を感じれば
自分の意見を述べて衝突するなんてなかなか出来ませんネ。
プロとして凄く良い姿勢だと思います。
特に、医療の世界では難しいことだと思います。

私の後輩(一応、部下です)なんて、まず言ってこないですよ。
工学問題もコレっていう正解がない時もあって、
本当は私も後輩の「プロとしての意見」を聞きたいのに
「僕もそうだと思います」みたいな事しか言わないヤツは
がっかりする。(というか理解していないことが多い)

でも、一人だけ食らいついてくる後輩がいて、
結構、私なんかよりセンスが良くて勉強になったりします。
もちろん、まだ経験値も違いますから大体は私が理論で
ねじ伏せますけどね(^^)

少し話がそれましたが、Sanaさんが言われるとおり、
自閉症の診断も大切だけど、診断後のフォローが全くなくて、
ほとんど障害に関しては「親任せでほったらかし」が実情だと思います。

特に「学齢期」以降のフォローが貧弱な気がします。
幼児期はそこそこ手厚いですけど、これからに期待したいです。
今は「学校と親」で必死にやっているのが実情じゃないかな?

投稿: Tamago | 2004.02.07 00:34

Tamagoさん おはようございます。


メールありがとうございました。何度か送信しているのですが、宛先不明で戻ってきてしまいます。ご連絡したいことがあるのですが・・・。

投稿: さとまま | 2004.02.09 07:56

さとままさん、すみませんです。
メールを別途お送りします。
さとままさんのメールも届きましたよ(^^)

一つだけお詫びを・・・。
携帯アドレスの方にちょっとだけ
長いメール文を送ってしまいました(><)
以後、PCのアドレスに送りますので
今回はお許しください。

投稿: Tamago | 2004.02.09 23:03

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