■【レビュー】ドラマ「光とともに…自閉症児を抱えて」 (第一話)
4月14日放送のTVドラマ「光とともに・・・」の第一話を観ました。評判は概ね良好と言った感じではないでしょうか?私の周辺の事前情報では主人公の「光くん」の学齢期からのストーリーと言うことで、多少不安もあったのですが、第一話では「我が子の誕生」~「学齢(初)期」に到るまでの過程を描き、多くの「自閉症児の親」が遭遇するであろう大きな「2つの壁」(診断によるショック期、障害に対する否定期)がしっかりとまとめられていたと思いました。
やはり、「我が子の誕生」~「学齢期」を描かないと、自閉症児の親が抱える問題や気持ちの転換期は伝わらないと思いますから良かったです。今後、人生を通して時間的には最も長い、「努力期」⇒「受容期」が描かれるであろう第二話以降が待ち遠しいです。TVドラマが待ち遠しいなんて何年ぶりカナ?
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■立場による感じ方の違い
私の周辺の人たちの感想なのですが、それぞれの立場でドラマ「光とともに・・・(第一話)」に対する感想は明確な違いがあるように思いました。もちろん、細かい部分での感想は人それぞれなのですが、なんとなく傾向として感じたこともあります。ちなみに、私の親(セイヤのバァちゃん)と、妹(セイヤの叔母)は共通して「泣けてきた・感動した」と言っていました。バァちゃんはマジ泣きだったらしい、デス(ToT)
■私の感想(小学二年生の自閉症児の父親)
簡潔に言うと、「とても違和感なく冷静に観れた」「自分の体験と重なる部分も多く懐かしくも感じた」そして「大変よくまとめられた内容に関心した」と言うところでしょうか?私たち、「自閉症児の親の気持ち・体験」を知っていただくことは、周囲の人たちとの協力関係を築く上でも大変重要なことだと思っています。また、成人の自閉症者本人に支援者が愛情をもって接する上でも、過去のその人の体験を想像することは大切な気がします。
なぜなら、私が今まで周囲の人たちに我が子の障害(自閉症)に関するお話をする度に、それらを「わがまま」と受け止められてきた可能性も少なからずあるからです。(自閉症に対する理解を得る事は簡単なことではないから) そして、少しでも私たち「自閉症児の親」が歩んできた過程を知ってもらえば、そう言った誤解も少なくなるのかな?と思っています。そう言う意味でも、ドラマ「光とともに」の果す役割は大きく、「第一話」を観た感じでは今後も大変期待を持っています。「光とともに」が就学前の自閉症児の親御さんにとっても、心強いサポーターになりそうな予感です。
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■「自閉症児の親」と「支援者」の協力関係
本当に最近の感覚なのですが、私自身にセイヤに関することで「気持ちの余裕」が出てきた気がします。特に、心からセイヤと関わる時間を余裕を持って楽しめるようになってきたような気もします。小学校での生活も一年が過ぎ、1サイクル回った事もあるのでしょうが、多くの自閉症児の親が「学齢期」の我が子の生活が落ち着いてくると共に、親の気持ちにも余裕が生まれてくるようです。(幼児期の親御さんへ、絶対にそういう時期が来ますから安心してください♪)
しかし、自閉症児者と関わる仕事をしている人たち(先生と呼ばれる人たち)との協力関係を築くのが意外に難しくなる時期でもあるかもしれません(本音の要望を半分も言えていない親は多い気がします) 何故なら、この時期の親は既に7年~10年間程、自閉症児と毎日生活していますし、自閉症の研究や療育に関する専門家が書いた書籍を何十冊も読んで勉強している親も多くいます。よって、このような親御さんは、自閉症に関わる仕事を10年以上しているようなベテランと大差ない、もしくはそれ以上の自閉症に関するプロと言えるかもしれません。「知識」だけでなく、「自閉症児の成長」を最初から見届け、肌で感じているわけですから当然と言えば、当然ですね。
私は、自閉症児者と関わる仕事をしている人達に、もっと「自閉症児者の親」を良い意味で利用・活用して、積極的に様々な事を吸収して欲しいと思っています。(TEACCHプログラムでは、専門家だけでなく親も重要なポジションとして位置付けています) 特に公的機関(教育委員会など)に対して強く思う時がありますネ。こういった「自閉症児者の親」と「自閉症児に関わる仕事をしている人たち」との協力関係を築いていく過程についても、ドラマ「光とともに・・・」の後半で描いてくれるといいなぁ、と勝手に期待しています。(原作コミック4~5巻を参照方)
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【おまけ】
私の恩人であり、尊敬する「ダダ父」さんから ドラマ「光とともに・・・」のTV放映についてのメールを頂きました。ダダ父さんの文面から、原作コミックだけでなく ドラマ「光とともに・・・」の製作にも多少関わってみえるのかな?とも思える内容でしたので(私の勝手な想像ですが)、もしそうであるなら益々今後のストーリーにも期待が持てます(^^)
【光とともに・・・(5巻)】
戸部けいこ(著)
低学年時の担任であった青木先生(理想の先生)とは正反対の郡司先生(新担任)と親との関わり合い。そして周りの人たちからの支援のあり方、「親だけで抱えなくても良いんだよ」というようなメッセージが、描かれています。

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コメント
第一話に続いて第二話もよかったですね。個人的には、篠原涼子さんの演技が印象的です。脚本も演出も、原作を生かしており、好感が持てます。
「光とともに」の果たす役割はとても大きく、私たち親にとってのエールであり、自閉症を知らない人たちへの啓発につながっています。子どもの通う小学校と、市の療育センターに個人寄贈をしてしまいました。告知を受けたお母さんたちやメインストリームの子どもたちに読んでもらえれば、と思っています。
投稿: H.Suzuki | 2004.04.23 00:42
H.SUZUKIさん、こんばんは!
私も小学校への寄贈用に「光とともに・・・」五巻セットを
Amazonで購入しました(^^)
自閉症をシンプルに理解してもらうには、これが一番
手っ取り早く、副作用もないと思いますから。
私の職場でも女性は結構ドラマを観ているようです。
確実に「自閉症」に対する認知は広がっていますヨ♪
投稿: Tamago | 2004.04.28 00:57