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2007.06.10

■【雑感】なんとなく違和感なこと

ご無沙汰してます。しばらく体調を崩していましたが、ようやく完全復活しました。

さて、ここ数日、新聞やテレビで報道されている「コムスンの水増し不正申請の件」ですけど、この一件でテレビに出てくるコメンテーターや福祉関係者のコメントを聞いていると、な~んとなく違和感を感じることが多いんですよね。

最初に言っておくけど、コムスンを擁護するつもりは一切ないです。悪いことをした事に変わりはないわけですから。

◆[違和感その1] で、厚生労働省の再発防止策は?
今回、厚生労働省は不正をした会社(個人?)をひたすら指摘しているけど、それ以前に、介護報酬の不正申請は、過去にも他の事業所であったはず。(名古屋でも以前に摘発された事業所がありました) て、ことを考えると、「その時に、この手の不正を防止する仕組みは作らなかったの?」という疑問の方が先に頭に浮かびました。

よく知らないけど、第三者の客観的な抜き打ち監査の仕組みとかは既にあるんですかね?何にせよ、「仕組み」を作らないことには色々と議論したところで、「みんな悪いことはせずにキチンとやりましょう~!」的な感じで終わっちゃうんじゃないの?ということ。

◆[違和感その2] 福祉をやる人の資格って。。。
TVに出演している関係者のコメントでひっかかるのが、「福祉をやる人間としての資格がない!」みたいなやつ。

なんていうか、「福祉をやる人はみんな優しくて良い人」、「ボランティアは素晴らしい」、「要介護の老人や障害児を抱えている家庭はよく頑張っている」、「福祉でお金儲けをするなんてもってのほか」、「愛情を注いでこそ」とか、この類いの議論って、結局意味がないよな~というか、これも 「みんな良い人になりましょう~」的な結論しか出てこないんじゃないの?てのが、僕の率直な感想。

僕は、「誰だって動機や条件さえあえば、良からぬことをする可能性はある」って思っているから、結局のところ「仕組み」を作らないことには、建設的な議論にはならないと思う。例えば、僕の職場ではセキュリティーの強化がすごいけど、従業員が秘匿を守る(=良い人)とか、守らない(=悪い人)とかは関係ないんです。仕組み作りとか、マネジメントとか、それが運営ってものだと思うから。

◆[違和感その3] 福祉で儲けてはダメなの?
金曜日の朝のTV番組でも、「利益を追求する企業が福祉をやってはいけないんですよ!」てなコメントを、偉そうなオジサンが鼻息荒く言ってた。で、司会者もそれに同意してた感じだったから、世間一般の人たちの感覚って、そういう部分も実際あるんだろうな~、って思った。

ただ、この手の感覚は、福祉の今後の発展の弊害になるような気もする。そもそも、利益を追求するのと不正は別もの。 利益をキチンと上げるためには、「市場のニーズにあったサービスを提供する」「ムダを無くす」「サービスのバラツキをなくす」など、他分野の企業の中では普通にしていることが必要。で、当然これらのレベルの高い企業は儲かるだろうし、それが結局のところ企業のインセンティブ(の一つ)なんだと思う。

とにかく、福祉現場のインセンティブをもっと国が分かりやすくして、普通の感覚に近づけることも必要なんじゃないかな~、って思うことは多いですね。

以上、病み上がりで思ったことをつらつらと書いてみました。

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