2009.07.27

■【AAC】まずは実践! 

先週、妻がNPO法人スウィートスマイル主催の坂井聡先生講演会に参加してきました。(私は車での送迎と二人の子守り(泣)) 

妻から講演の内容を聞く限り、流石は’元祖?(自閉症)疑似体験マスター!’とでもいいましょうか、ますますバージョンアップされている様子。(私は、ここ2,3年、坂井先生の講演を聞いていませんので)

そして、坂井先生といえば、ATACカンファレンスや書籍(ケータイで障がいのある子とちょこっとコミュニケーション(学研)等)でもご存知の通り、様々なツールを用いたAAC(コミュニケーション支援技術)の達人っていう印象を私は持っていますが、今回の講演でも、ケータイ(携帯)を使った支援についてお話があったようです。

で、講演会やセミナーで学んだことって、良いと思ったことは「即実践」することが大事だと思うんですが、流石はわがヨメ、携帯メールでのコミュニケーションを即実践!です。

数日後、仕事中にこんなメールが(セイヤから)きました(^^

Mail1

最初に入力操作は妻が指導したようですが、ミスドのチラシ広告も活用し、本人(セイヤ)が得をする形から導入するあたりはGoodですね。もちろん、この日はドーナツを買って帰りました。

そして、翌日はなんと食事中にセイヤから自発的に「おとうさん、ケータイ」と要求があったようで、またまた仕事中に次のようなメールが来ました。

Mail2
2回目(金曜日)のメール

またもや食べ物ですが(抹茶大好き♪)、この日はメール自体を自発的にを要求したこともあり、もちろんこの日も買って帰りました(^^;


さてさて、今週はどうなるか? 今のところ、3回目まではそのまま彼の要求をのんで、4回目以降からは、簡単なやり取りを織り込んでいこうかと思っています。

文字を書くことが苦手な自閉症の人って多いと思いますが、セイヤもその口なので、ケータイを上手く活用できるように、しばらく取り組んでみます(^^)v

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2008.11.30

■自閉症と知的障害がある子どもたちの学習塾

セイヤ君が幼児期~低学年の頃に特にお世話になったサイトは二つ。ひとつはダダ父通信、もう一つがトミーのページ

6~7年程前って、自閉症関連のブログなんてものは当然なく、Web上でも具体的な情報はなかなか見つからなかったわけだけど、ダダ父通信はその内容と情報量で群を抜いていた一方、トミーのページは自閉症療育に関する具体的な内容が充実していて、わが家の療育への取り組みは、このサイトから始まったというくらい当時は影響を受けたサイト。

で、そのトミー先生が、特別支援学校を退職し、自閉症と知的障害がある子どもたちの学習塾「クレメント」を開校したことをHPで知り、ようやく来たか~、と思うと共に、こういった学習塾が全国に広まるといいな~、なんて思いました。

発達障害や知的障害を対象にした教室みたいなものは他にもあるだろうけど、パンフやHPをみても、よく分からないというのが正直なところ。その点、クレメントはトミーのページを通じて、どういった内容やスタンスの療育が受けられるかも、なんとなく想像ができるのがいいですね。

トミーのページでは、具体教材に目がいきがちだけど、僕が個人的に好きなのは「研修報告」や「あれこれ」のページ。セイヤ君への対応や関わり方がブレている時に(今でも度々ですけど。。。)、原点に立ち返る機会を与えてくれます。

先ずは第一期生ということですが、今後の展開が楽しみです♪

あと、最近は少しづつ時間が取れてきたこともあり(不況の影響か?)、療育関連の本もぼちぼち読んでますが、かなり取りこぼしているスキルがあることに今頃気付いたりして大反省。。。。やっぱ、継続的な勉強、インプットは必要ですねぇ。(泣)

その中でいいなと思った本は下記の書籍。幼児期~低学年の子どもが主な対象かもしれませんが、わが家も参考になる内容がいくつかありました。おこづかい帳の記録指導などはスモールステップの重要性を再認識したりと、オススメです(^^)

<オススメ書籍>
家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46
―自閉症の子どものためのABA基本プログラム― 
(著)井上 雅彦
Cimg0337_3

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2008.06.29

■6年振りの学校見学

前回の記事でご紹介した父親向け就学相談会は無事終了しましたが、セイヤも来年の春からは中学生です。ということで、今週から周辺の学校見学をボチボチはじめています。

ちなみに、今年の父親向け就学相談会の参加人数は5名と少なかったこともあり、来年はどうしようかな。。。。という部分も正直ありましたが、実際にやってみると、意義のある事業だと思える部分が多かったです。次回もニーズがあれば実施したいという思いはありますので、もっと気軽に参加していただければいいかな、と思っています(^^)

で、学校見学の方ですが、とりあえずいくつかの評価項目を決めて下記のようなリストを作成中です。仕事で複数の設計案から最終決定をくだすのと一緒のやり方ですネ(^^ 

<評価項目>               A中学           B中学           C中学      
                                     W        S       S          S       
・特別支援学級の専門性    10      3            10                6
・学校の雰囲気          8         10                5                  3
(荒れていないか?)        
・教室の配置                   6    10        5         8
・教室内の構造化        5     4       10                   5
・アクセス(通学)         5        10                3                   5

※KT法のDA(決定分析手法)そのものです。
※相対評価がポイントなので、項目毎に必ず10(満点)を付けます
※重み(W)とスコア(S)をかけた数値が項目毎の点数
※上記の項目や重みなどははあくまで(例)です

これに加えて、リスク的な要因(たとえば担任の経験年数から異動の可能性とか)の洗い出しと、各リスクの影響度と対応可否レベルを考慮して、最終的に決めたいと考えています。

まあ、いずれにしてもセイヤ自身が笑顔で通える学校がみつかるといいな、と思っていますが、6年振りの学校見学はなかなか新鮮ですし、せっかくなので、楽しみながら進めたいと思っています(^^)

尚、名古屋市の場合、中学校への見学依頼は親が直接電話してはダメみたいです。(名古屋市としての正式なルールです) なので、名古屋市内の中学校の見学をしたい場合は、在籍の小学校に希望日時をいくつか伝えて、小学校経由で見学の日時を決めることになります。中学校によっては、このルールにこだわらない所もありますが、逆の場合もあるので、基本的には小学校経由とする方が良いみたいですよ。

あと、養護学校の方はこれからなので、詳しく分かりません。

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2007.08.12

■【お手伝い】目標シートでやる気アップ!?

 夏休みは何かと慌しいものの、お手伝いを通じて、家事スキル向上の良い機会でもありますね。お手伝いの内容としては、食事の配膳、テーブル拭き、花壇の水やり、お風呂洗い&湯はり、靴洗い、等など。

 が、いま一つセイヤ君のやる気を引き出せな~い。ということで、ベタですが、シールを強化子(=ご褒美)とした目標シートを用意してみました。

上がセイヤ君用、下がカンナちゃん用です
Dsc01782

ちなみに最終目標の品は、本人が最も欲しがっているモノに。そろそろこの手のおもちゃからは離れて欲しい気もしてますが(なので前から欲しそうだったけど無視してきた) 今回はモチベーションアップが目的なので、やむなし。

 で、効果ですが、今のところ予想以上です。これまでとの主な違いは以下の三点

・お手伝いをした後、自分から「終わりました、シールください」と言いにくる。
・「くつあらい!」とか、セイヤ君からお手伝いを要求してくる。(まだ2回だけですけど)
・お手伝いの内容、手順に対する意識が高くなっているように見える。(作業が丁寧)

 あと、たまに目標シートのところに行って、目標の写真をガン見しています。よほど欲しいモノなんかなぁ(^^; 

 これまでも、お手伝い貯金ボードは使ってきましたが、やはり最終目標の品の威力でしょうかね?ちなみにカンナちゃんも、やる気満々で頑張っています。

食時の後のテーブル拭き♪(食器の片付けもセットでシール一個)
Dsc01777

 ここで一つ疑問。今は一日1、2個のペースでシールを集めているわけだけど(二ヶ月でゲットのペース)こういうのって、いずれ強化子なしでも行動は定着するものなのかな?まぁ、私たちもお給料が貰えるからお仕事をしている部分もあるわけだし、常に目標をもつことで落ち着いて仕事ができるなら、とりあえず良しと私は考えてますけどね。

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2007.05.01

■【記録】学習/行動記録表

 今年のGW、10連休ほどある人から、カレンダー通りの4連休と、かなり幅があるみたいですね~。で、僕は多めの10連休なんだけど、この機会に色々とやりたいこともあって、欲張って予定を立てていたら、スケジュールはびっしり。。。。実際には、8割もこなせればイイとこでしょう。

 ちなみに、そのやりたいことの半分はセイヤのこと。平日は仕事で精一杯になりつつあるので、この機会に、という感じですかね。ついでに、ブログの更新もすっかりでしたので、ついさっきまでやっていたことを一つだけ紹介してみます。

 と言っても、最近は学習的なことはあまりしていなくて(というか時間がな~い)、彼に教えていることと言っても家事くらい。ただ、周りの人たちとの情報共有、記録は欠かせないから、我が家ではいつでも記入できるように、「記録表」と「コミュ二ケ-ション用のメモ帳」をリビングに置いてます。

・正確にはキッチンのカウンターに設置
070430a

 で、ついさっきまで、ここ3ヶ月間で記入した記録をExcelに入力して、主治医にメールしてました。事前にこれらの情報共有をしておくことで、定期検診(実質的には療育アドバイス)は、とても有意義なものになります。

・記録表のフォームは太田stageのものを少しアレンジ070430b





 さて、次はセイヤ君の中津川での野外学習(2泊3日)に向けてのサポートブック作成に取り掛かります!

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2006.08.14

■【療育】定番ではありますが

 久々の更新です。気が付けば3週間近く経っていました(^^ヾ 

 ここ2、3週間の主な出来事としては、会社のプレゼンテーション研修を受講(講師はコンサル会社のプロ)。 また、ちょうどタイミングよく? 本職であるシミュレーション(FEM解析)に関する事例発表プレゼンを実施(自己評価70点)。セイヤ君のピアノ発表会。といったところでしょうか。で、私はようやく夏季連休に突入し、少しホッとしています。

 あと、プレゼンテーション研修では、自閉症の療育でよく耳にする「構造化」ということばが何度も講師の口から出ていたのが印象的でした。

 さて本題。今年のセイヤ君の夏休みですが、作業課題と家事をより多く取り入れています(※注※セイヤママが)。で、私はその様子を写真やビデオでたまに見せてもらっているわけですが、やはり定番課題ってのは、定番になるだけの訳があるんだなぁ~、と妙に実感です。

 写真は格子状のマット作成の様子ですが、めちゃめちゃ落ち着いて取り組んでいます。セイヤ君は、辛い環境に置かれると「ひとり言」が増える傾向がありますが、30分程度「声かけ一切なし」の環境で、セイヤ君自身もひとり言はほとんどなく、落ち着いた作業の様子は「完璧!」の一言でした。

もくもくと作っています。
060813a

意外にも器用な指さばきです(でも書くことは超苦手)
060813b

 また、洗濯などについても、干すもの(靴下とか、パンツとか)と道具を一対一にしたり、マーキングを活用したりと、全て基本的なこととはいえ、シンプルに工夫の跡が見られます。う~ん、セイヤママ、いつの間にこんなに腕をあげたのか。。。。というか、やはり母親にはかないませんね。

 というわけで、当分の間、私は記録係り、ツール作成のお手伝い程度しか出番はなさそうです(^^ヾ

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2006.06.29

■【お薦め】トミーのページ ~社会性について~

 今回は私が尊敬する、トミー先生のホームページにおいて、「社会性」をテーマに大変興味深い提言が新たに書かれていたので、その紹介と、それに反応する形で別記事を起こしてみたいと思います。

 先ずは、その社会性をテーマとした内容についてですが、トミー先生が参加した国総研主催のセミナーにおいて、以下の中心的な話題が展開されたそうです。

【セミナーでの中心的話題】
a:(自閉症への)方法論としては「王道」が見えた。
b:これからは「中身」の話しをしていく必要がある。
c:中身の目玉は「社会性」かな?

 と、ここでトミー先生は、aとbには異論なし。cには「ちょっと待った」ということで、「社会性」をテーマに、大変興味深い提言をご自身のホームページに書かれています。

・トミーのページ ~社会性~
http://homepage2.nifty.com/tomy_s/syakaisei.htm

 特に障害児教育に携わる方々には必見の内容かと思います、長文ですが、余計なことは一切書かれていないので、ぜひ頑張って一読ください。耳の痛い内容もあるかもしれませんけど、それだけに気付きも多いかと思います。

 トミー先生ご自身が、自閉症をはじめとする障害児教育の教師だからでしょうか、伝わるものがありますね。(というか親では書き難いこともありますし) この内容で教員研修などをやってみるのも効果的かもしれません。個人的には、名古屋市教育センターの研修で実施して欲しいなぁ、とも思いました。

 次回は、これに反応する形で、私なりに思う「障害児教育におけるこれからの課題」を書いてみたいと思います(^^)

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2006.05.21

■【療育メモ】コミュニケーションのつまづき(考察編)

 前回、おそらく本人はやりたくなかったであろう活動に対して、「すき」を筆談で選択したセイヤ君ですが、その続き(考察編)です。

■新しいスキルの獲得時には、得意なこと、既にできることを織り交ぜてみる

 一見、セイヤ君からの返事は予想外のように感じるかもしれませんが、この時、なんとなく理由は想像がついたので、最終確認のためにも、機会を改めて今度は以下のように書きました。

------(紙に書いた内容)-------
1.たこやき      すき ・ きらい
2.みみそうじ      すき ・ きらい
3.□□□(課題名)  すき ・   きらい
4.ゲーム       すき ・ きらい
---------------------

で、セイヤ君からの返事は以下の通りでした。

1.「すき」  に 〇
2.「きらい」 に 〇
3.「きらい」 に 〇
4.「すき」  に 〇

 あくまで私の想像ですが、セイヤ君は、前回の紙での問いかけ(筆談)においては、「自分の気持ち、好みを聞かれている」とは理解しておらず、「Q&A」(一方が正解で、一方が不正解)というような理解だったのでは?と思います。

 この時期、セイヤ君がモノ以外(動作とか、自分の気持ちとか、絵にすることが難しいもの)で、正確に「拒否」を相手に伝えられたアイテムが「耳そうじ」だったのですが、それを質問の中に加えることで、「どちらを選んでもOKなんだ!」ということに初めて気が付いたのでは?という推察です。

■最初に「すき♪」と返事をしたのは偶然?
 それまで、(特に実家で多かった気もしますが) セイヤ君は周りの人たちから「・・・・・・は好き?」という質問をよく受けていました。(じぃちゃん達もセイヤ君とどう関わっていいのか分からないから仕方ない部分もあります) で、セイヤからの返事がなかったり、期待はずれのトンチンカンな返事だと、再び同じ質問をします。 要はセイヤからの「すき♪」(それも’笑顔’とセットだとなお良い)という返事を最初から期待しているわけですね(^^; 

 そしてセイヤはというと、「すき♪(^^)」といえば、ことば攻めから開放されるし、じいちゃんたちも笑顔で、「そうか~(^^)」なんて納得してしまうものだから、「こういう時は笑顔で’すき’と返事をすればいい(正解!)」みたいな彼なりの理解に繋がっていたのかもしれません。また、私はこういう時に自閉症のコミュニケーション障害の深刻さ、難しさを感じることがあります。 

★☆★ 本ケースによる教訓 ★☆★
・最初が肝心。
・視覚支援は欠かせない。
・「拒否」の意思表示(シグナル)を見逃さない。(言葉ではなく行動から真意をとらえる)
・新しいスキル獲得時には、既にできることを織り交ぜる。

 ちなみに、最近は学校においても簡潔な文字でのコミュニケーションを中心に生活を組み立てて頂いており、また、家庭では携帯メールにも挑戦したりしているせいでしょうか、「やる」「やらない」「マル」「バツ」などの気持ちの意思表示もかなり正確に身についてきました。

 もちろん、常に拒否を受け入れるわけにはいかないですし、こちらが譲れない時も多々あるのですが、このあたりは活動・課題レベルを吟味し、ご褒美(強化子)を活用して、「意欲を育てる」方向にもっていければ良いかな、と考えています(^^)

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2006.05.20

■【療育メモ】コミュニケーションのつまづき(その1)

 皆さん、お久しぶりです!今年度は仕事の方に若干の変化(新規チームの立ち上げ)があり、多忙ながらもそれなりに充実はしていますが、ますます時間の使い方が重要になっているこの頃です。

 さて、環境による程度の差こそあれ、自閉症の子ども達は、日常的にちぐはぐなコミュケーションを強いられるケースがあると思うのですが、それらを少しでも改善していくためには、どの部分でつまづいているのか?それを具体的に知ることが対処の近道であるし、結果オーライよりも気付きが多く、他の場面でも応用がきくような気がします。

 ということで、ちょっとばかり前の話になりますが、今回は失敗を通じて私なりに学びのあったケースの紹介です。最初に言っておきますが、それほど大した話ではないですよ。私用のメモとして記録しておこうかな、という程度の内容です。

■ちぐはぐなコミュニケーション?
 自宅でセイヤ君がある課題に取り組んでいた時のこと、ちょっと課題レベルが高すぎたのか?私はなんとなく彼の辛そうな雰囲気を感じました。そこで、

私:「セイヤ君、□□□は好き?、嫌い?」  注)□□□はこの時の課題名称です。

セイヤ君:「すき♪(^^)」 (満面の笑顔を’作って’)

 ということで、私はなんとなくスッキリしないながらも、そのまま課題を続行。一通り作業は終了しましたが、その直後に軽めのパニック(=拒否の意思表示)が現われてしまいました(ごめん・・・)

 やはり、この時の課題レベルは不適当だったということでしょうが、この時のセイヤ君は、ある程度の簡単な「選択」はことばでも出来るようになっていたので、つい安易に私がことばで対処してしまったことによる、失敗事例です。

 ただ、このままでは、同じことの繰り返しになってしまうと思い、改めて紙に文字を書いて確認(筆談)することにしました。紙に書いた内容は以下の通りです。

--------------
 □□□(←課題名称)  
 すき ・ きらい
--------------

 セイヤ君は、欲しいモノ、やりたい活動などを選択する時、好みの方に〇をつけます(これは今も同じ)。従って、他の好きな活動と□□□との比較選択であれば、容易に(どちらの方が好きかの)意思表示ができることは想像できますが、この時は、今後につなげるために、もう少し探りたかった為、あえて上記のような問いかけにしました。
【参考記事:〇〇なら□□してもいいよの伝え方

 で、この時にセイヤ君が〇をつけたのは、何故か 「すき」の方でした。。。。。。。(長くなったので、続きは次回に)

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2006.05.03

■【療育・教育】選択による意思の反映など(記事№.74のつづき)

 前回、「選択」と「拒否」について少し書きましたが、今回はその続きです。ちなみに、今回の記事は、主治医の先生とのお話メモも参考にしています(^^

■お願いする時にこそ「選択」を入れてみる
 本人への「選択」というと、食べ物・遊びの選択などを連想する人が多いかもしれませんが、「お願いする」時にこそ、「選択」を入れる効果は大きいような気がしています。

 例えば、お買い物(おつかい)をお願いする時には、買ってきてほしい物のリストを本人に渡してお願いする、というのが一般的な流れかもしれませんが、こんな時にも新聞チラシ等を活用して、「A店のタマゴ」or「B店のタマゴ」 どちらのお店のタマゴを買いに行くのかを本人に選んでもらう。

 こうすることで、本人の意思がその活動(おつかい)の中に反映されるということを期待しています。一方的にお願いを押し付けられるよりは、自分の意思が反映されるから、もしかしたらヤル気につながるかもしれませんしね(^^)

 また、副産物として、本人の選択理由(例えば、道中にお気に入りアイテムがあったとか)がちょっとした瞬間に分かったりすることもあります。いずれにしても、自閉症のセイヤ君とのコミュニケーションを楽しもうと思うならば、「選択」や「視覚支援」は欠かせません。

■コミュニケーション・サンプルの有効活用
 また、前回の記事でも書いたように「拒否」のスキル獲得は、本人の生活クオリティを向上させる上でも、大変重要なスキルだと私は考えていますが、以前ご紹介した「コミュニケーション・サンプル」が場合によっては、重要な示唆を与えてくれることがあります。

 コミュニケーション・サンプルには通常、「機能」を記入する欄がありますが、その中に「拒否」という項目もあります。で、サンプルを色々な場面でとってみると、場面による偏りがみつかるケースがあるんですよね。

 そう、俗に言う「般化」のことです。自閉症の子どもたちは、特定の場面でスキルを獲得しても他の場面で使えないことも多いわけですが、「拒否」のスキルにしても同じことが言えます。したがって、ある場面では問題がないのに、別の場面では上手く行かない。そんな時に、コミュニケーション・サンプルを取ってみると、ちょっとした発見があるかもしれません(^^)

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