2006.07.16

■【教育】『標準化』のためのマネジメントスキル

 先回の’社会性’に関する記事の続きとして、私なりに感じている「教育現場におけるこれからの課題」を書いてみたいと思います。(今回の記事は、ちょっと長いですよ) 

 結論から言うと、それは『標準化』です。「社会性」は教育現場だけで担えるものではないと個人的には思っていますし、ちょっとキツイ言い方ですけど、今の教育現場で語るには10年早いテーマのような気もしています。 (※私自身は20年くらい早い気がするので、社会性についてはその時に。。。)

 先回の記事より 「a:方法論」については、TEACCHにおける構造化、太田stage等で紹介されている課題設定、応用行動分析に基づくアプローチなどなど、これだけ手立てが具体化されていれば充分でしょう。「方法論としては王道が見えた」という表現は、私も妥当かと思います。 
 
 次に「b:中身の話をしていく必要がある」についても異論なし。そして、私が考える中身(を改善するため)の目玉が『標準化』です。

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2005.03.09

■【パブリックコメント】 発達障害者支援法に基づく具体的施策について

 厚生労働省が募集していた、発達障害者支援法に基づく具体的施策についてのパブリックコメントをなんとか募集期限ギリギリで送付いたしました(^^ 

 今回は、パートナーブログのカイパパ通信blog☆自閉症スクタクルで紹介されていた記入フォーム に沿って書いてみましたが、パブリックコメントの内容についても、カイパパさんが、「みんなで意見をシェアしましょう!」と呼びかけていますので、早速、トラックバックしてみたいと思います☆

  また、現在私が参加している名古屋市自閉症・発達障害支援センター開設準備プロジェクト(NASプロジェクト) で開催予定の「マイ支援センター準備会議 ワークショップ」でも、今回のようなフォームを用意するつもりです。きっかけさえあれば、アイデアってどんどん出てきますからネ(^^

 では、私が厚生労働省に送ったパブリックコメントを紹介します。

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2004.04.11

■「あした・きらりん」を観て

 「あした・きらりん」製作チーム松永様より、「あした・きらりん」の完成版ビデオを送って頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 私は「カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル」を通じて製作段階での意見交換という形でこの作品には少しだけ関わらせていただきましたが、ビデオを観る前から「期待」もさることながら、微妙に「不安」な気持ちもあり、一言で言えばとても「緊張」しながら作品を観させていただきました。

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2004.02.10

■「あした・きらりん」のシナリオを読んで■

 「あした・きらりん」の原作者、航薫平(わたりくんぺい)さんから、シナリオを読ませていただきました。

 航さんも本来は50分ものの話を「27分間」という時間制約の中で重要な部分までも削らざるをえない点において、大変に苦慮されているのが分かりました。

 そして、何とかしてこのチャンスを生かして「障害を持っている人、そして支える人を励ますものにしたい」という製作者の方々の想いも伝わってきました。

航薫平さんから、以下の問いかけがありました。

ぜひお聞きしたいのは、
①内容に「あやまり(症状や発言などで「これはありえないよー」という表現)」はあるのか。
②障害を持っている人、そして支える人を励ますものになっているのか。

 私は、シナリオを読んで以下のように答えました。
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 私は、「年齢」も「状態」も様々な『自閉症スペクトラム』の人と関わったこともありますが、「あやまり」は無いと思います。何しろ「スペクトラム」ですから「彩子」のようなタイプがいても全く不思議ではないです。
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 ちなみに、「彩子」はとても愛らしい広汎性発達障害の女の子のようなイメージを私は持ちました。(かなり予後の良いタイプ)
そして、私は以下のようにも答えました。
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 障害に関わる人、関わらない人に限らず「感動」はすると思います。が、「障害に関わる人を励ます」には少し「何かが足りない」気はしました。「何故か?」私が思ったのは、やはり「自閉症スペクトラム」=(広汎性発達障害)の子どもは「メインストリームの感覚」で接すると「訳が分からない」というのが正直な所だと思います。
 
 でも、その人の「こだわり」や「異質な障害特性」も個性として周りが受け入れて、その人の気持ちを探れるようになってこそ初めて理解が出来て、共存が可能になるのが現実だと思います。(そうそう甘くはないですし、私たち親はそういう現実を知っていますから)

 「光とともに・・」は光君の超キョーレツな個性(障害特性)を周りのお友だちが理解して、「そこらの子どもは絶対に知らないような方法」をとることで共存出来ているため、「周りの人たちの支援次第では地域(学校)で楽しく共存出来るんだ」という事を知ることが出来、親や支援者に「勇気」や「希望」を与えられる内容になっているかと思います。
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以下、航薫平さんからのメッセージです。

すでに作画が始まって「画面を変更」ということはできませんが、「マチガイを流布」はできません。何かあれば最後の最後まで、セリフで処理できるところで変えていこう、と監督ともども語り合っています。
  
 シナリオや小説など世に出すのは、ホント、「びくびくモン」です。彼ら、一人歩きしてくれますから。

 そして、「自閉(症)」についての毎日新聞記事とカイパパ通信blogでの航さんのコメントとの相違について、航さんは以下のように述べています。
「自閉」ということばが出てこないのも、方針が変わったのでなく、「これが自閉だ」と明言できなくなった~「自閉症とはこれだけではないよ」「こんなもんじゃないよ」という解釈が成り立つと思った~からなのです。
 
 ですから、このアニメはテレビ放映されたあと、ビデオ化される方向ということなので、「ぜひ、ビデオ化の際には、後ろに補足映像~自閉症とは何かの講義~を入れてほしい」と、プロダクションに申し入れをしています。

 このように「広汎性発達障害=(ほぼ)自閉症スペクトラム」がアニメで取り上げられる機会は少ないですし、製作者側に自閉症に対する理解があることが分かっただけでも「任せてみたい」と私は思いました。自分のblogでもそうですが、「やらなきゃ何も始まらない」と私は考えていますので。 

ちなみに、私のプライベートの名刺の裏書を紹介します。
つぼみの会HP等を参考にしています) 
◆◇◆Tamagoの名刺の裏書◆◇◆
【つぼみの会 父親部の基本理念】
 自閉症の本人とその家族および支援者に勇気と知恵を与え合う組織として、「自閉症者がハッピー!」に暮らせる「自閉症でOK!」という地域にしていくために(父親としてできることは)何でもやる!

【自閉症とは】
 自閉症は、脳機能に生まれつき障害のある発達障害の一つです。個人差はありますが、見る・聞く・触る・嗅ぐ等の知覚が正しく機能しません。従って、周囲の出来事の意味をうまく理解できず、常に混乱の中で強い不安や恐怖心を抱いて生活しています。 彼らの問題行動は、その苦しみの現れである場合が多いのです。決定的な治療法のない今、彼らが幸福な人生を送るためには、家族や周囲の人々の深い理解と対応が不可欠です。

【どうすればいいの?】
否定語(ダメ!ちがう!)は伝わりにくいです。肯定語(○○します、○○です)の方が伝わります。消えてしまう’声’よりも、絵などの’目で見て分かる’方法のほうが伝わります。それらは目が見えにくい人のメガネと同じく、彼らに対しての必要な支援なのです。
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 最初にも書きましたが、私の感想をまとめると。
①内容にあやまり、「これはありえないよ~」というような表現はないと思う。自閉症スペクトラムという広義の捉え方であれば「ありえる」

②障害を持っている人、支える人を励ますものになっているかというと、私は個人的にはあまり励まされなかった。ある部分では製作者側もそれを認識しており、だからこそ「自閉」という表現は出てこない。

 いきなり、満点の内容を求めるのもどうかと思いますし、最近このような「考えさせる」テーマのアニメは少ないですから、障害のある、なしに関係なく、特に子ども達に見て欲しいと思いますし、今回を最初のステップとして今後にも期待したいと思います。

【結論】
私、Tamagoは「あした・きらりん」を応援します!

 「ボーボボ」とか「クレヨンしんちゃん」なんかが人気がある時代ですもんね。アニメを見た後で家族で話が出来るような「あした・きらりん」は貴重ですし、これからもこのようなアニメが育っていくと良いなぁと思います。

 ご意見あれば、コメント欄にビシ!ビシ!(優しく)入れてください。
今回の記事は、航薫平さんに許可を頂いています。この場を借りて航さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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2004.02.06

■「あした・きらりん」の原作者 航薫平さんからのコメントに対して■

カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクルの『こうだったらいいな!~自閉症アニメ「あした・きらりん」』の記事に対して、原作&シナリオ担当の航薫平(わたりくんぺい)さんからコメントが書かれていました。 
※人のblogへのコメントに対して記事を書くのはどうかな?と一瞬迷いましたが、私(Tamago)にも話をふられているので私の意見を書いてみようと思います。
 また「ありのままの意見」の方が伝わると考え、多少厳しい書き方もしますがご容赦願います。

■航薫平さんからのカイパパ通信へのコメント

(引用)
ぜひ、「あした・きらりん」のシナリオをみていただけませんか。
必ずしも「最適」ではないと思います。が、議論の中で、「チャレンジに満ちた世界」は広がると思います。
 
 「不勉強」だった監督と私の2人が、「勉強しながらつくる」をモットーに、専門家の方をまわったり、養護学校、保護者の会など見学させていただきながら、取り組んできました。「上演時間27分」という限界が厳然とあり、8度ほど改稿(もともとは50分ものの話です)し、その都度、専門家の方に見てもらってきました。主人公が複数いる「青春群像劇」であり、「自閉症がテーマ」に特化してはいません(「自閉」ということばは劇中には出ません)。でも、どの登場人物も「正しく」描こうと努力し、「広汎性発達障害」は大きなテーマの1つです。「わからないから勉強して」でやってます。ぜひ、このあたりもカイパパさんやtamagoさんのご意見ください。

 オーディションで選ばれた12名の中高生とも、毎回、専門家の方や広汎性発達障害を持つ子どもさん&保護者の方たちと勉強しながら、練習会をやってます(もちろん、「光とともに…」は必読テキストにしてますよ、tamagoさん)。ぜひ、カイパパさんの上記「こうだったらいいな」は、彼らとの意見交換に使わせてください。お願いします。

 毎日新聞にはすぐ「そりゃあ違うよ」という申し入れをしました。
当事者の中学生とおかあさんがショック受けるのではないか、と心配しましたが、良心的な記者さんだったということもあり、おかあさんご本人は「よくあること」と言っておられました。フォロー記事をお願いしてます。


 色々な立場の人たちと共に一生懸命勉強されている様子です。出来る限り応援したいと思います。
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【「あした・きらりん」のシナリオ】
 ぜひ、私も読んでみたいです。私たち自閉症児の親はこれまで何度も「自閉症に対する誤った知識」のおかげで傷つけられてきています。(かなり慣れましたが) ですから、マスコミや報道などに対しては人一倍警戒心が強いのです。このTamagoBlogの目的の一つに「自閉症への正しい理解を促す」と言うものがあります。 
(カテゴリ:自閉症スペクトラム) 
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【「あした・きらりん」のテーマ】
 もっとも大事な「テーマ」については微妙な表現をされています。「自閉症をテーマに特化はしていない」けど「広汎性発達障害を一つのテーマにしている」とのことです。「自閉症(スペクトラム)」と「広汎性発達障害」をあたかも別物ののように言う人は少なくないのですが、個人的には非常にムリがあると思います。

 もちろん、佐々木正美さんや太田昌孝さんなど素晴らしい専門家は日本にも沢山いますが、「自閉症」を正確に診断できる医師、専門機関が不足しているのも事実です。ちょっと心配になってきました。・・・・・・。

◆◇◆広汎性発達障害に含まれる障害◆◇◆
■ ICD-10では
・小児自閉症
・非定形自閉症
・アスペルガー症候群
・レット症候群
・その他の小児崩壊性障害
・精神遅滞と常同運動を伴う過動性障害
・その他の広汎性発達障害
・特定不能の広汎性発達障害  
です。
 特に、下の4つの発達障害は非常に微妙なのが名称からも理解できるかと思います。
 私は学校や家庭内においては、広汎性発達障害=(ほぼ)自閉症スペクトラムだと考えて良いと思います。なぜなら、彼らに対しての「療育・教育」上の基本的な留意点はほとんど同じだからです。
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【新聞報道との差異】
毎日新聞(2003/12/24)には次のように書かれていました。

ストーリーは、文化祭で空き缶を使った巨大な壁画を展示しようとする高校生たちが、自閉傾向の女子生徒「彩子」との交流を通じて成功するまでを描く。

 毎日新聞には「自閉傾向」と書かれていますが、航薫平さんのコメントでは『「自閉」ということばは劇中には出ません』とあります。・・・・・方針が変わったのでしょうか?
 私は「自閉症」をアニメの中で正しく表現できるならば「自閉症」という言葉を積極的に出して欲しいと思っています。ちなみに、「自閉症」を正確に診断できないお医者さん(専門家かどうかは不明)の中には「自閉傾向」という少しあいまいな表現を使う方が稀にみえます。
 あと、私の体験を一つ言うと、知的障害の養護学校では生徒の半数程度が「自閉症スペクトラム」ですが(私が見学した4つの養護学校は大体そうでした)、養護学校の見学で先生から「自閉症に詳しい先生が少ないんです」と言われた時はマジで呆れました。(それは謙虚とは言わないよ!)こういう事実があると言うことを覚えておいても損はないと思います。もちろん、すんばらしい先生もたくさんみえます。
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【カイパパ通信blogの影響】
 『「自閉傾向」の少女が雨にもかかわらず学園祭の準備をする姿』について、毎日新聞では「美談」のように書かれていることに対して、カイパパさんは「かなしいエピソード」と書かれています。
 
 私も毎日新聞の記事を読んだ時は複雑な気持ちでした。到底「美談」には程遠いです。

 そして、航薫平さんは毎日新聞に「そりゃあ違うよ」と申し入れて、フォロー記事も依頼しているようです。(いつ掲載されるのでしょうか?) 「光とともに・・・」も必読テキストにされているようですので航薫平さんを信じたいです。

 やっぱ、シナリオ読まないとはっきりした意見は言えないですね。中途半端な記事でごめんなさい。

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