■【発達検査】PEP-Rと田中ビネー式知能検査に関する追加メモ[No.59]
セイヤ君の手帳更新時期(名古屋市は愛護手帳って言います)が近づいて来たため、先日、療育センターへ再判定の検査に行ってきました。
内容は知能検査の一つである田中ビネー式ですが、PEP-Rを実施したばかりという関係もあるのでしょうが、以前なら、「課題のできる・できない」 だけを見ていた私も、今回はセイヤ君の反応の特徴なども、興味深く観させていただきました。
個人的な感想ですが、知能検査である田中ビネー式でも、数値だけでなくその時々の状況をよく観察することで、本人の基本的な特徴は一定レベル抑えられるような気はしました。動作性IQ、言語性IQの差もそれなりに把握できますし、過去の結果など、一定スパンで記録を取ることは非常に参考になるものです。
それにしてもセイヤ君は、言語性と動作性の差がとてつもなく大きかった(^^; ちなみにIQの数値は以前よりも若干UP、年齢と共に少しずつ成長しているみたいです。
ちなみに、この手のフォーマルな検査では「短期記憶」などに関する課題は、発達検査、知能検査のどちらにも同じ内容があるわけですけど、検査方法による発達年齢の指標って、多少(最大で5ヶ月程度)異なるものもあるんですね~、これは知らなかったです。
ただ、何れの検査も公式に採用されているだけあって、私が実施したPEP-Rと、今回の田中ビネー式で、全体の発達年齢の差は5ヶ月しか出ませんでしたから、どっちの検査もよく出来ているなー、とある意味、感心です。
■本人にとって難しい課題は後半にちょっとだけ、間違えたら声掛けなしで見本を提示
今回、検査の様子を客観的に観させてもらう中で再認識したことですが、問題行動の出現頻度と課題の難易度が対応するのは当然のこととして、難しい課題でもサラっと流せば意外と本人の機嫌は悪くならないものです。今回の判定員の先生はとても進め方が上手でしたので、このあたりも勉強になりました。
この様子を観て、机上課題の前半は本人の興味を引く物で比較的簡単なもの。難しい課題は後半に持っていき、仮に間違えても、声掛けは最小限か、もしくは声掛けなし、くらいのつもりで、お手本だけ提示すれば、本人はそれほどストレスを感じることなく、スムーズにスキルを習得できるような気がしました。
■ありがち? な過大評価と過小評価
それと、こういった評価をキッチリすることの重要性としてもう一つ感じたのは、日常生活では「本人の能力を過小評価」 し、一方で「こちらからの言語指示理解度は過大評価」 しているケースって案外多いのでは?ということ。
わが家でも今回気づいたことですが、一つは本人の持っている本来の能力と比べて、日常生活での彼の役割が少ない気がしたんですよね。おそらくですが、日常生活での経験する場面を親が奪っていることって多い気がしています(大反省)。
また一方で、こちらからの言語指示についての本人の理解度については「過大評価」しているケースがあるかもしれません。以前ご紹介した「○○なら□□してもいいよ、の伝え方」にも繋がることかもしれませんが、ある程度はそれらを意識していないと、「本人に伝わった!」 とこちらが勝手に勘違いして、結局は本人にストレスを与えてしまう危険性って常にあるような気がしています。
■まずは多くの場面設定を
というわけで、今後は今まで以上にセイヤ君にたくさんの場面を設定していきたいと思っています。そういった中で、「どの場面・瞬間で本人は困るのか?」 「なぜ困ったのか?」 が明らかになっていきますし、インフォーマルな評価の質も向上していくような気がしています。
まずは、本人の大好きなお買い物を一通り自由にさせてみるのも良いかもしれませんね。ちょっと勇気は要りますけど。。。。
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